2年間利用した iPhone 5s から iPhone 6s plus に機種変更することとしました。購入にあたっては、自分が持ち歩いている姿や手のひらに乗せているシーンを想定しながら比較選定しています。やはり少なからず(というか結構!)迷った故の決断ですので、ここで私が何を考えて決定に至ったのかをまとめたいと思います。
iPhone 5s の日常で使い方
朝は目覚まし「Sleep Cycle」で起床、日中は「feather」や公式クライアントを用いてTwitterタイムラインを眺めつつ、「Feedly」やブラウザを用いてサイト閲覧。気分に応じて「ミュージック」アプリで音楽を聴く。ビジネスシーンにおいては、社内システムにアクセスするためのいくつかの会社提供アプリを利用する。また、クラウドサービスが好きなので気が向いた時には色々なサービスを試している。
私は現状、iPhone 5s (16GB) にてこのような使い方をしています。これまでは毎年のモデルチェンジをしていたのですが、5sはかなりバランスが良かったのでなんだかんだ6/6sが発表されるここまで使い続けてきました。
正直さほど不満はなく、強いてあげれば指紋認証の感度が悪いことでした。併用しているガラケーの指紋認証は違和感なく使えるので、指紋が悪いことはなさそうですが・・・
iPhone 6s Plus に決めた理由
5s を利用している現状に対しては、 6s / 6s Plus どちら選択しても画面サイズが大きくなります。であればいっそのこと、サイズが大きい iPhone とはどういうものなのだろうか?を体験するための人柱的観点が強いです。
その他細かい理由を挙げるとすると、
- バッテリー持ちが良い
- 画面の情報量を増やせる
モデル | 画面 | 解像度 |
---|---|---|
iPhone 6 | 4.7インチ Retina HD | 1334×750(326ppi) |
iPhone 6 Plus | 5.5インチRetina HD | 1920×1080(401ppi) |
でしょうか‥。正直なところ、いずれも必須ではありません。
むしろ世間の情報を調べていると、非Plusへダウンサイジングする人も多いようです。
また、iPhone と iPhone Plus の比較で挙げられる利点として光学補正や手ブレ対応という文字も見かけますが、カメラは正直どうでもよいです。iPhone や iPhone plus におけるカメラ(写真/動画)に期待することは「その時の記録・思い出を残す」ことであるため、高画質でなければならないシーンは発生しないと考えています。仮にそのようなシーンが日常で起こる場合には一眼のカメラを持ち歩きます。
Plusに対するネガティブ意見も多い
iPhone 6 Plusを1年使ってきた僕が、iPhone 6sに機種変更することにした4つの理由 | 男子ハック
【理由1】決定的な理由は「大きいのは便利なんだけど、大きいのが不便なんだよ」
【理由2】かっこいい/かわいいiPhoneケースが圧倒的に少ない
【理由3】スペックの差はたしかにあるけど、全然気にならないレベルだったし、きっと使わない
【理由4】地味に差がありそうなバッテリー容量、でもモバイルバッテリーを持ち歩くのは変わらないでしょ?
いずれも正論ですね‥。
サイズダウン!「iPhone 6 Plus」から「iPhone 6s」に乗り換えた理由 | gori.me(ゴリミー)
- 片手の操作が難しすぎる
- 5.5インチ用ケースが圧倒的に少ない
- ランニングの時に邪魔
- 大きい割には大きいことによる恩恵を受けていない
- 光学手ブレ補正の恩恵を受けた実感がない
- モバイルバッテリーはどの道持ち歩いている
- ただでさえ重いのに、さらに重くなる
- 「iPad mini」は使わなくなったが、「iPad Air 2」は使っている
こちらも否定しどころはないですね。
画面の大きさはメリットなのか?
せっかく大画面の Plus にしたというのに、大画面を活かしたアプリが少ないという記事も見かけます。
「ただ大きいだけ」と感じることが特に多かったのはブラウジング時。スマホでブラウジングをしても結局はただのスマホサイトが表示されるため、5.5インチディスプレイで見ても単にスマホサイトの表示領域が多少広くなった以外何も変わっていない、という事実。Macでは表示領域が広くなることは正義だと信じてやまない僕だが、スマホに関しては少し感覚が違っていたようだ。
ここは私がひとつ期待しているところでもあります。なんだかんだ Plus サイズが登場してまだ1年しか経っていないのです。Appleとしても Plus サイズを実験的に投入していた観点があるのではないかと推測します。
そしてその1年間で多くのユーザーから上記のような “不満” を受け取っていたことでしょう。これに対しては新しく搭載される「3D Touch」機能が 状況を変えてくれないものかと期待しています。
従来の操作体系では Plus サイズになると画面の最上部を触りにくい為に、「大きい→だから不便だ」、というような悪い連鎖が発生していたかと思いますが、3D Touch 対応のUIが増えてくれば、そもそも画面上部に触らなくてもいいようなUIが増えてくるのではないか?と思っています。
当然、アプリを提供している開発者は個人・組織いずれにおいても Plus 対応の開発をすると手間がかかるので敬遠しがちで、まずは 6s サイズから、となってしまうのはやむを得ないかと思いますが、前モデルとも画面サイズが変わっていないこともあり、次第に利用者のパイが増えてアプリ市場が更に盛り上がってくれることに期待しています。
というわけで、一年経った今だからこそあえて 6s Plus を選択したというのが答えになります。半分は興味という事もあり、これが吉とでるか凶と出るかはまた後日レポートしたいと思います。